「Na’ilah」は代表・オーナーである私のムスリム名で、
「Al’Muslima」とは「女性イスラム教徒」という意味です。

（以後NAと記載します）

代表の名前というだけで、特に由来がないように思われますが、そんなことはありません。

実は屋号をこの名前にした理由はちゃんとあるのです。

昨今では「イスラム社会」「ムスリム」というと、
残念ながらどうしてもよいイメージを持たれることはありません。

外見だとひげを長く生やした真っ白なワンピースを着た男性やベールを被った全身黒テントの女性、
文化的なものだとサウジアラビア含めた各「イスラム教徒が多い」国での女性に対する圧力、
差別を真っ先に思い浮かぶ人が多いのではないでしょうか。

勿論1日5回のお祈り、モスク、預言者ムハンマド（彼の元に平安あれ）、
唯一神アッラー（栄光・賛美あれ）なども思い浮かぶかと思いますが、
イスラム国やイスラム原理主義などといったイメージがメディアによって強く印象付けられている傾向にあります。

イスラムでは、女性も男性も等しく唯一神アッラー（栄光・賛美あれ）によって、

よい行いも悪い行いも平等に測られ、裁かれます。

ということは、どちらかの方が社会的に優れている、劣っているわけでもなく、

性別関係なく唯一神アッラー（栄光・賛美あれ）の前では皆平等なのです。

本来なら、女性も男性と同じように働くこともできますし、
様々な役割を任されたり、何かを作り出すことや戦うことも許されているのです。

私がNAを設立しようと思い至ったのは、

勿論日本におりますムスリマのお客様皆様にヒジャーブ関連のサービスを提供することではありましたが、

女性でムスリムである私がムスリムを代表して、

ムスリムのイメージを少しでも変えることができるのではないかと思ったからです。

そうなると、屋号もイスラムだと一目でわかるものがいいと思ったのです。

「Na’ilah」という名前は「成功」という意味を含んだ典型的なイスラムの女性の名前です。
この二つをつなげることで、イスラム教徒の女性経営者が成功を目指して起業したとわかってもらうこと、
知ってもらうことを願ってこの名前で決めました。

イスラムは、男尊女卑社会から女性を解放・自由にした教えです。
それをより多くの人に知っていただきたいと思い、Na’ilah Al’Muslima （ナーイラ アルムスリマ）は誕生しました。

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Hobby: Reading/Photography

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1982年、日本人改宗ムスリムの父とアラブ人ムスリムの母の間にボーンムスリムとして生まれる。

イラク、日本、エジプト、ドイツ、イギリスと家族の都合で移住する間も日本人学校で日本の教育を受けた後、

2005年に経営学ディプロマを取得。
最終学歴として英国の大学に進学。社会学／犯罪学を専攻。

2006年にイギリスのチョコレート会社に就職し、店舗のスーパーバイザーとして2年務める。
2年目よりセールス業績を2～3倍に引き上げたことで、接客トレーナーも任される。

2008年に日本に本帰国し、大手日系会社にて医療器具関連、印刷機器プロジェクト専属翻訳／通訳として3年勤める。
その後2012年より業界転職し、外資系IT会社でエンジニアサポート専属の翻訳／通訳として2年半務める。
本業と並行して2013年10月より、ヒジャーブアパレルネットショップを開業する。

2016年にムスリム向けフリーペーパー「HALAL LIFE」創刊号のファッションページに載り、
その後5月よりFacebookページ管理者に抜擢され、管理を任される。
同年にがん患者なども被れるムスリム向けのヒジャブ帽子を自社ブランドとして初リリース。
後半に第２子を出産したため、活動は一時休止するも、2017年4月より活動再スタート。
同年5月に日本人ムスリム改宗者、改宗に悩む人たちのための「私の改宗ストーリー」プロジェクトを立ち上げ、
現在は第2回までリリースしている。

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