中東の汚職文化の根元を見た

アッサラ-ムアレイコム! 

السلام عليكم 

横浜からこんにちは!(^・o・^)ノ" 

日本人ムスリマ2世のNanaです。

 

今日は旦那から面白い話を聞いたので、 忘れる前にブログで皆さんに伝えたいと思う。 

⭐️⭐️⭐️ 本題 ⭐️⭐️⭐️


中東の良いイメージを伝えたいことはヤマヤマなのだが、 

残念ながら今回もよくない話を皆さんにお伝えすることになる。 


中東のことを考えるとよく頭に思い浮かぶことは「汚職」のことである。 

私も実際身をもってそれを体験したことがある。 でも今回は私の話は割愛させていただく。 


夫が通っていた小学校に限った行事かもしれないが、 

毎年クラスの中から「最も模範的な学生」をクラスの生徒全員からの投票で選出され、

選ばれた生徒にバッジを送る習わしがあったらしい。 


「最も模範的な学生」は日本でいうと、「学級委員長」のようなものだ。 

ただ違いは、このバッジを持つことで責任だけでなく、権力を手にすることもできるのだ。 

だから、この学校でいう学級委員長に選ばれると「クラスのボス」になれるようなものなのだ。 

なお、私は日本の学校に通ったことはないので、日本の学校にもあるかないかはよく知らない。 

知らないから、この制度を聞いた時、とてつもない違和感を感じた。 

その違和感に関しては最後の方に書こうとしよう。 


夫は小学校3年生の時に一度選ばれ、 「クラスの代表」的存在になった。 

その時の優越感はとても心地いいものだったようだ。 

バッジをつけるので、誰が見ても彼が「クラスの代表」とわかる。 

一躍有名になり、みんなに好かれ、頼りにされた。

先生からの信頼も抜群だ。 

そして小学校5年生の時に、そのチャンスが再来した。 

クラスのみんなから立候補を促され、立候補したんだそうだ。 

この時のライバルはクラスで一番可愛いと評判だった女の子らしい。 

彼は相手が女の子でも負けたくないと思った。  

クラス全員から投票紙を集め、それを読み上げられる時に異変が起きた。 

その読み上げは担任の先生が行っていたのだが、 ライバルの女の子の名前は読み上げるのに、 

なぜか夫の名前が書かれた紙は読み上げず、飛ばしていったらしい。  

その先生の様子を見ては生徒全員が困惑し、クラス中ざわついた。 

中盤になると「なんで彼の名前を言わない?!」と抗議し始める生徒も出てきた。  


夫は放心していた。 

大好きな担任の先生がなぜ彼の名前を飛ばすのか、理解に及ばなかった。 

ライバルの女の子も困っていたようだった。 

その様子を見て、彼女は無関係であることだけはなんとか理解できていたようだ。 


結局は彼の名前を一度も読み上げず、 この選挙は彼女が勝った。  

もちろんクラス全員が納得いかない。 全員でデモを起こしたが、先生は投票の紙を捨てて、 

「この選挙は終わり!彼女が代表です!」 と公表し、彼女にバッジが渡された。 


夫に投票した生徒や友達は怒り、彼の実家に全員で赴き、 

彼の母親に抗議を手伝ってもらうよう懇願したが、 小学校で起きていることがさほど重大と思っていなかった母親は、笑いながらもういいでしょうと流した。  

当時の夫には何もかも理不尽で納得いかなかったが、子供だったのでどうしようなく、

母親のやる気のなさを見て、抗議はやめて忘れることにしたんだそうだ。  

大人になってから、女の子の父親が政治的権力者であったことから、先生がその家族から気に入られたいがためにゴマスリでそうしたことだとわかったんだそうだ。

 

私はこの話を聞いてとてもショックだった。 

小学校で生徒の目の前で先生がズル(汚職)をするとは!!! 
なんてことだろう!!!  


それにここで感じた違和感というのは、 

こんな制度のせいで、生徒間で格差が生まれないか?ということ。 


まさかこれって、まだやってるの? と聞いたら、今はもう廃止になっているようだ。 

なんでも、格差が生まれることによって問題が耐えなかったらしい。 

嫉妬や羨望、裏切りや嘘。 

それを聞いて、私は少し安心した。 

こんなバカバカしい投票というものがなくなってよかったと思う。 

こんなものがあっては、健全な社会は作れないような気がした。 

でも汚職のせいで、 若い世代から権力があるものしか勝ち残れない世界と子供達に根付いてしまっていること、その影響はとても大きいし残念に思う。 

だって努力をしたところで無駄だと信じてしまうからだ。 

今の夫を見ていてもそれは根強く彼の脳に残っているように思う。  

どうあがいたって無駄。 
結局はお金がある奴だけが勝ち残れる世界。 
努力なんてしたって無駄だから適当に生きよう。 
夢なんて諦めたほうがいい。 

今の若い世代がこんな影響を受けていないことを願うばかりである。 

汚職をなくすのは難しいかもしれないが、 

何がなんでもこんなのぶっ壊してやる!という本物の革命が起きるといいなと思う。 

私が尊敬するイスラム法学者の中田先生がいつも言う「カリフ制再興」で変わればいいなと心の底から願う。


それでは祝福された1日を! 

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