自閉症スペクトラムの長男の話
アッサラ-ムアレイコム!
السلام عليكم
横浜からこんにちは!🧕
日本人ハーフ・イスラム教徒二世のNanaだよ。✌️
Hちゃんの話を書いていたけど、
最後を書く前に自分の息子の話をしたいと思う。
なお、ここからは健常の子供を持つ母親にとっては不快に思うような内容になるかもしれないので、予めご了承頂きたい。
💟懇談会から始まった
長男が保育園の2歳クラスに編入してから、初めての懇談会の時だった。
懇談会の時は、各家庭のお子さんの様子や親たちの育児に関する悩みを共有する趣旨がある。
私はあの時の衝撃とショックを忘れない。
なぜなら初めて自分の子とほかの家庭の子の差を知ったからだ。
親達が次々に語る育児の悩みは、私にとっては手の届かない、
スタートラインにも到達していないレベルばかりだった。
例えば、お箸はもう持たせた方がいいのかとか、
下ネタを言うようになってしまったとか、
沢山なんでと聞かれて困っているとか、
ひとり遊びをせず親と遊びたがるとか、
悪知恵がついてイタズラをするとか。
息子はやっとパパ、ママと呼べるか呼べないかくらいで、お話などしないし、自分で食事もできないし、私たちに対する愛着もそんなにみられない。
聞いていて苦痛な時間だった。
そして、それは保育園だけではなかった。
💟Facebookを離れることに
息子の成長が日々懸念されている中、
Facebookからも似たようなものを見るようになった。
友達が度々載せる子供の成長と葛藤と喜び。
特に息子と年齢の近い子供の成長の話は、
見ていて喜ばしい反面、苦痛も感じていた。
この気持ちは不妊治療を頑張る女性が妊娠や出産報告を聞く時の気持ちにとてもよく似ている。
不妊治療経験がある人はわかるだろうと思う。
多少の遅れなら、多分気にならなかっただろう。
だが、息子は「多少」どころではなかった。
もう2歳になっているにも関わらず、中身が1歳前後のような感じだった。
言葉らしい言葉を発することも無く、口から出る言葉はあーうーいー。
意思の疎通ができないことで、メルトダウンを起こし、その都度私はパニックになり距離を置くことでしか対処が出来なかった。
外出も困難でいつもキーキー騒ぎ、別の意味で落ち着かなかった。
外出はもう地獄でしかなかった。
そんな中、同じ位の年齢の子が、
自分で食べている写真
友達と遊んでいる写真
おもちゃで遊んでいる写真
絵本を読んでいる写真
家族で出かけている時の楽しそうな様子の写真
レストランで普通に食事をしている写真
母親や父親に話しかけたりしている動画
お手伝いをしている様子の動画
だんだん心から喜びはどんどん薄れていき、ただの苦痛でしかない投稿の数々をみることに。
もう見るに耐えられなくなってしまい、Facebookを度々離れることになった。
💟ASDとわかっても
私が色々なぜなぜと悩んでいる中、保育園の園長から長男の状態について、療育センターで相談した方がいいと言われた。
そしてそこで、3歳になる直前に自閉症スペクトラム(略してASD)と診断が出た。
その時、全て合点がいった。
内心この子の成長が遅いのは私のせいではないことに安心はした。
だからといって、あの子がASDであることを完全に受け入れられた訳ではなかった。
たくさんの子供を見てきた子供のエキスパートたちにそうだと言われても、
心のどこかでは「いや、この子には何の『問題』もない、やっぱり私がダメな母親なんだ」と信じている自分がいた。
ところが、診断が出た次の日、夫は
「さあ、これからはしっかりこの子の状態を勉強して理解してちゃんと療育していこう!」
と言っていた。
💟夫の本音は?
夫は前向きに取り組む気満々だった。
私は嬉しさ半分、不安半分を感じていた。
夫は今までどう感じていたのだろうか。
今までのあの子の成長をどう感じていたのだろうか。
私は断じて息子を恥ずかしいと思ったことは無かった。
今日まで1度たりとも。
子供の成長は親にとって安心して喜ぶものだから、成長が見られないと不安で仕方ない。
周りはどんどん予想通りの成長をしているのに、
自分の子供は予想と期待に反してまだかまだかという感じなのだ。
つい先程説明した不妊治療とよく似ている。
いつ妊娠するのかわからない。
妊娠したいのに、しない。
いつするのか?
私は女として出来損ないなのか。
私は母親として失格なのか。
夫はどうなのだろうか。
私をダメな母親と思っていたのだろうか。
息子の成長に関しては、夫に相談したことはあっても、
懸念していたことはあまり声を出さなかった。
でも、よくよく考えると、夫は私の育児方針に疑問を持っているような様子はなく、
1歳半の時に冗談のつもりだったかわからないが、
「この子自閉症じゃないのか?」と笑いながら言っていたことがあり、
その時はあまりにも度肝を抜かれたので「はは、さあ・・・」といった反応しかできなかった。
こんなことを考えてもしょうがない。
思い切って夫に聞こうと思い、感じていることを聞いてみた。
この話も続きます!今日はここまで!
[みんなにお願い]
知り合いの方々は、もしかしてそんな風に感じていたなんて!と思う方はいたかもしれない。
でも理解して欲しいのは、これは当時の気持ちを語る内容であって、今もそう感じているわけではありません。
そして、当然のことですが、誰にも責任は一切ありません。
私が勝手に悩み、勝手に苦痛を味わっていただけのことです。
そう、自分に問題があるのです。
そして、今ではその問題は解決しています。
ただなぜこの話をしているかというと、Hちゃんな関係してくるからです。
なので、これを読んだ後でも普通に接していただければ幸いです。☺️
それでは祝福された1日を!👋
ワ-アレイコムアッサラ-ム!
وعليكم السلام
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